Tern Surgeのクランクセットを交換!フルクラリス化完了!

自転車用品

以前交換したブレーキに加えてクランクセットもクラリスに交換しました。

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クランクセット交換の経緯

今年の初めごろにTern Surgeを購入して1,000kmほど走ってきましたが、少しずつ小さな不満点などが溜まっていました。

  • 僕の脚力ではギアを使い切れない
  • 身長に合わせて165mmのクランクも使ってみたい
  • チェーンリングが歪んでいてチェーンがディレイラーに擦れる

ひとつ目は、自分の脚力による不満点です。いまの僕の脚力では、フロントアウターのリアトップギアを使い切る場面がありません。下り坂で使うことはあっても、サイクリングの時間のほんの一時だけです。Tern Surge純正のフロントチェーンリングはアウターが53Tですが、僕にはもう少し小さくても十分なんじゃないかと思いました。

ふたつ目は、少し短めのクランクを使ってみたいと思ったことです。Tern Surge純正のクランクは170mmですが、僕の身長(165cm)を考えると165mmでも十分のはずです。また、長距離のサイクリングでは時々膝が痛くなることがあります。クランクを短くすることで、膝を曲げる角度も浅くなり、もっと楽に長距離を走れるんじゃないかと思いました。

そして最後は、一番大きな不満点です。Tern Surge純正のクランクセットは、Kitt Customのオリジナルのようですが、これに付いているチェーンリングが僅かに左右に歪んでいました。そのため、アウタートップに近いギアで漕いでいると、チェーンがフロントディレイラーに擦れてしまいます。擦れて抵抗感を感じるなど走りに影響があるほどではないのですが、「カシャ、カシャ、カシャ」と定期的に音が鳴るため大きなストレスを抱えていました。

そんなこんなの理由で、クランクセットを丸ごと交換してしまおうと思いました。

クランクセットはクラリスに決めた

当初からクランクセットはクラリスにしようと思っていました。Tern Surge純正のリアディレイラーなどはクラリスですし、ブレーキもクラリスに交換済みです。そのため、クランクセットをクラリスに交換すれば、見事にフルクラリス化が完了です。

最後まで悩んだのは、チェーンリングの大きさでした。クラリスのチェーンリングは、アウター50Tのインナー34Tの1種類しかありません。特に、アウターが53Tから50Tに変わることの影響がどのくらいあるのかを、事前に確認しておきたいと思いました。そのため自転車ギア比計算ツールを利用し、同じケイデンスで漕いだときの速度差を確認します。

この計算結果によると、アウターでの速度差はトップでも2km/h程度とあまり違わない結果になりました。53Tと50Tはあまり変わりがなさそうです。まあ、変わらないなら変わらないで良しとして、交換してみることにしました。

純正クランクセットの取り外し

クランクセットを丸ごと交換するには、いろいろな専用工具が必要です。とりあえず今回揃えたものを紹介します。

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これらの工具を揃えれば、自転車のボトムブラケットという部品までを外すことができます。

純正のBBを取り外し

ただ、僕の力ではボトムブラケットを外すことができず、サイクルベースあさひに持ち込んでボトムブラケットを外す作業だけをお願いしました。工賃は1,500円程度で、結果として工具を買うより安く収まりました。コッタレス抜きとボトムブラケットツールは今後も使う機会はほとんどないと思うので、工具を揃えるのが目的でない場合はお店に頼んだ方が安そうです。

クランクセットの取付け

さて、新しいクランクセットの取り付けは、まずはボトムブラケットからです。今回選択したのは、シマノのSM-BBR60というボトムブラケットです。取り外したボトムブラケットにも刻印されていますが、Tern Surgeではシェル幅68mmのボトムブラケットを取り付けることができます。ボトムブラケットには他にもシェル幅70mmのものが売られていますので、間違えずに購入するよう注意しましょう。68mmは、JISやBSAなどの一般的な規格に適合したもののようです。

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SM-BBR60を取り付けるには専用の工具が必要です。今回は安さもあってバイクハンドの工具を買いました。ボトムブラケットを取り付けるときは、ぐっと工具に体重をかけて大きなトルクが必要になるので、評判の良いものから選択したほうが無難です。結果としてバイクハンドの工具は精度も良く、しっかりと取り付けられました。

肝心のクランクセットは、シマノのクラリスです。クラリスにはクランク長が165mm、170mm、175mmと3種類ありますが、今回は一番短い165mmのものを選択しました。

クランクセットを取り付けるためにも、プラスチックで出来たクランクアーム工具という専用工具が必要です。プラスチックの工具なだけあって、締め付けトルクも最大1.5Nm程度です。Amazonに在庫がなかったので、自転車屋さんで購入しました。自転車は専用工具が多すぎですね。

その他、チェーンリングが小さくなるのに合わせてチェーンも短くしたいという場合には、チェーンカッターとコネクティングピンが必要です。今回はちょっとだけ短くしてみました。今回は作業ミスで4リンク分短くしてしまいましたが、少し短くしすぎたかもしれません。動作には大きな影響がなさそうなのでそのまま利用しますが、チェーンの交換時には2リンク分を足しておこうと思います。

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クランクセットとチェーンの取付けが終わったら、フロントディレイラーの位置や可動範囲、ワイヤーの張りを調整しておきましょう。チェーンリングが小さくなったので、フロントディレイラーの位置を下げる必要があります。

あとは、クランク長が165mmと短くなったので、シートポストを5mmほど伸ばしました。

さっそくサイクリングに出かけました

クランクセットを交換してから2度ほどサイクリングに出かけ、合わせて120kmほど走ってみました。その結果は、交換前の大きな不満であったフロントディレイラーとチェーンの擦れがなくなり、どのギアでも気持ちよく走れるようになりました。

クランクセットもクラリスに!

チェーンリングの大きさの変化は、計算通りアウターの影響はそれほど感じないものの、インナーが34Tになったことで登りでは確実にペダルを回しやすくなりました。クランク長の影響については、まだ膝の痛みなどでは実感できてはいませんが、回しやすくなってケイデンスが少し上がった気がします。このあたりは何度かサイクリングに出かけてみて、サイコンの数字に変化があるか確認したいところです。

秋のスポーツを楽しむぞ

外は日中の気温も下がりサイクリングしやすくなりました。新しいクランクセットでいっぱいサイクリングするぞ!

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