Tern Surgeの購入から1年が経ちました。
1年間でどのくらい乗れたか
さて、購入して1年が経ちましたが、今も天気の良い週末を狙ってサイクリングに出かけています。記録に残しているだけでも、この1年間で45回ほどのサイクリングに出かけました。距離にすると2,300kmほどになります。
天気の良い日は60km以上を走る日も多く、のんびりと時間をかけて走っています。それでも人の体は大したもので、Tern Surgeでサイクリングをはじめる前よりも確実に筋力が付いてきていますね。健康診断の数値も改善しましたよ。
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Tern Surgeを買って良かったところと物足りないところ
ここからはこの1年間をTern Surgeに乗って感じたことを書き留めておきます。良いところもあれば、気になるところもありますよね。
ミニベロゆえの気軽さ
Tern Surgeはミニベロと呼ばれるカテゴリーの自転車です。タイヤのサイズは451と呼ばれる20インチで、サイクリングロードで見かけるロードバイクよりも明らかにタイヤが小さいです。タイヤが小さいことで可愛さもあり、気張らずに乗れる気軽さがあります。ドロップハンドルではありますが、私服でもフラッと乗って出かけられます。せっかく買ったのだから、乗る機会が増える気軽さは嬉しいです。
子どもに人気
Tern Surgeの見た目はミニベロの中でも特徴的です。なぜか子どもからの人気がすごい。サイクリング中に子どもから「この自転車かっこいい!」と声をかけられたこともありました。タイヤが小さいこともウケが良いですね。
やっぱり速度は出にくい
一方で物足りなさを感じるところもタイヤの大きさです。加速に不満はないものの、速度の伸びがいまひとつですね。足を止めるとすぐに減速してしまいます。サイクリングロードのロードバイクに着いて行くのは大変ですね。頑張れば数キロは一緒に走れるものの、やはり気づけば離されてしまいます。
サイクリングをはじめるきっかけとしてTern Surgeを購入しましたが、本格的に長距離を走りたいのであればタイヤの大きいロードバイクが良いですね。
ちょっと重い気がする
見た目の割にちょっと重いのがTern Surgeです。完成車の状態でも10kgほどあります。今どきのちょっと良いロードバイクに比べれば少し重いですね。ただし、アルミのエントリーモデルと比べるとそれほどではないかな。タイヤが小さい分、見た目よりも重いと感じてしまうのが原因かもしれません。
Tern Surge購入時に迷ったライバルモデル
僕がTern Surgeを買おうと思ったときに、いくつか別メーカーのミニベロとも比較しました。アラヤのCXMやGIANTのIDIOM 1などです。
多くの人がこのあたりを比較して悩むんじゃないかと思います。僕が今でもTern Surgeを買って良かったなと思うポイントは、サドルやハンドルの高さの調整に自由度が高い点です。特にIDIOMは、ハンドルポストに折り畳み機構を備えているためか、ハンドルの高さの調整に制限があるようです。僕のように背の小さい人にとっては、ハンドルをサドルよりも下げられない可能性もあり、前傾姿勢のポジションの調整幅が少ないこともあるかもしれません。必ず実車で確認しておくのが良さそうです。ロードバイクと同じような形状で同じような機構のTern Surgeは、こうしたポジションの調整がしやすいと思います。
予算に余裕があればアラヤのCXMも気になりますね。クロモリの細身のフレームは今でも良いなあと思います。標準で備わっているタイヤも少し太め適正空気圧も低めで、未舗装路も行けるグラベルタイプですね。ちょっとした砂利道も進んでいけるのは楽しそうですよね。
やってよかったカスタマイズ
自転車を買ってすぐにブレーキを換えたりなど、いくつかパーツを交換したりカスタマイズをしてきました。満足度の高かったカスタマイズを紹介します。
クランクセットの交換
一番満足度の高いのは、クランクセットの交換です。純正のものから、シマノのクラリスグレードのクランクセットに交換しました。
僕が購入したモデルでは純正クランクセットは精度があまり良くなかったのか、チェーンリングにゆがみがあるようでした。そのため、ペダルを漕いでいるとチェーンとフロントディレイラーが当たり、カシャカシャと音がするのがものすごくストレスです。シマノのクランクセットに交換してからはそうした不満がまるでなく、ストレスを感じることなく乗れるようになりました。
Tern Surgeの2024年モデルでは、純正クランクセットもモデルチェンジしており、もしかしたら元々の精度も高くなっているかもしれません。
サドルへのボトルケージの取り付け
Tern Surgeでは、フレームに付けられるボトルケージは1箇所のみです。僕はパンク修理キットなどをツールボトルに入れて持ち運ぶことにしたので、ボトルケージの数が足りなくなりました。そこでサドルにボトルケージを増やせるパーツを取り付けることで、ドリンクボトルを追加で持ち運べるようにしています。
ある程度の距離を走るのであれば、追加のボトルは必須だと思います。今はこれ無しは考えられません。
サイコンの取り付け
サイクリングをはじめた当初はスマホでナビを利用していましたが、数カ月後にはサイコンが欲しくなりました。スマホをハンドルに取り付けていると段差で揺れることもあります。落ちるんじゃないかと気になり、落ち着いて自転車に乗れません。それに気温が上がってくると、スマホを長時間直射日光に当てるのも不安になります。
僕が買ったサイコンは、BrytonのRider 750です。購入タイミングがちょうどモデルチェンジの前だったためか、各種センサー付きで安く買えました。もしも今買うなら、後継モデルのRider 750SEやS500などが購入対象になったでしょうか。
サイコンを買うときはセンサー付きにするかどうか悩みましたが、結果としてセンサーがあってよかったなと思っています。特にペダルの回転数を計るケイデンスセンサーは、自分のペースを確認するのに役立ちます。長距離を走るときなどは、ケイデンス数を一定に保つようにペースを考えています。ケイデンス数が落ちてきたら、積極的に休憩を取るようにしてます。
買ってしまったサイクルウェア
サイクリングをはじめる前は不要だろうと思っていたサイクルウェアですが、長距離を走れるようになるとお尻の痛さも気になります。そこで買ってしまったのが、お尻にクッションが付いているパールイズミのサイクルパンツです。
本当はこうしたサイクルパンツは、素肌の上に直で身に着けるものらしいですね。僕はそうした勇気がまだないので、しっかり下着をはいています。トレーニング用のコンプレッションタイツを履いて、その上からサイクルパンツを履くこともあります。
上に着るサイクルジャージも買ってみました。サイクルジャージは背中にポケットが付いていて、スマホやお菓子などを入れておくことができます。これが使ってみるとすごく便利。やっぱり自転車に乗るときは、自転車用の専用品が良いですね。よく考えて作られているものが多いです。
探してみると価格も手ごろなものも多々あります。公式サイトで購入できるアディダスのサイクルジャージは、在庫が残っているものは価格が安くなっていることも多いのでおすすめです。
正直な悩み
1年間乗ってきたTern Surgeですが、もちろん今後も一緒にサイクリングを楽しむつもりです。しかしやはり気になるのは、タイヤの大きなロードバイクの存在です。いつかはそうしたロードバイクに乗り換えたいという気持ちもあります。今のTern Surgeでもホイールを換えたりなど、まだまだ手を入れてみたいところはあるのですが、そうした資金はロードバイクを購入するために貯めたほうが良いのではないかとも考えはじめました。
この1年間でTern Surgeにサイクリングの楽しさを教えてもらったがゆえに、今後どうしていくべきか悩んでしまっています。とりあえずは、今の状態でサイクリングを楽しみ、走りながら考えたいと思います。
Tern Surgeを買って良かった!が結論です。自転車によって新たな楽しみや時間の過ごし方を見つけることができました。今は早く次のサイクリングに出かけたいです。