快適装備として、Tern Surgeにセンタースタンドを取り付けました。
スタンドは片足か両足か
Tern Surgeには標準でスタンドが取り付けられていないため、外出先で自転車を停めるには壁などに立てかける必要があります。これではふらっとコンビニなどに立ち寄るときに不便だと思い、センタースタンドを探すことにしました。
センタースタンドを探すと、片足のものと両足のものがあります。例えば片足スタンドはGIZA PRODUCTSのNH-KC39AAJアジャスタブル センタースタンドのようなものがあります。
両足では、同じくGIZA PRODUCTSのアジャスタブル ダブル レッグ センタースタンド CL-KA56があります。
どちらも一長一短の特徴があります。片足のものは重量335gと少し軽い代わりに安定感に劣ります。両足のものは安定感に優れるものの重量560gと少し重くなります。スポーツタイプの自転車は軽さがウリのはず。少しでも軽くしたほうが良いのだろうか。悩みました。
取り付け前の下調べ
悩んだ結果、購入したのは両足タイプのGIZA PRODUCTS CL-KA56です。
Tern Surgeには、センタースタンド取り付け用の台座があらかじめ用意されています。商品に付属している取り付け用ボルトを利用して固定するだけです。
ただし、商品にはスプリングワッシャーしか付属していないのと、ボルトもスチールっぽいので、平ワッシャーやステンレスボルトをホームセンターで探してみることにしました。
いろいろと調べたところ、ボルトはUNC(ユニファイねじ並目)3/8インチのようです。いくつかホームセンターを回るも、この規格のボルトがありません。同じようなボルトでW(ウィットネジ)のものはありますが、ねじ山の角度が異なるため厳密には入りません。
さらに調べると、バイク用品などではよく利用される規格のようで、バイク用品を探したらステンレスのものが見つかりました。
平ワッシャーも3/8インチのものがホームセンターにはなかったので、同じくらいのサイズのM10の平ワッシャーで代用することにしました。ついにでスプリングワッシャーもW 3/8のステンレスのものを購入しました。
ネジ山に付けるためのグリスも用意しておいたほうが良いです。これは以前から自転車を整備するときに使っていたシマノのプレミアムグリスを流用します。
取り付け
それぞれのパーツが揃ったので、あとは取り付けるだけです。Tern Surgeのセンタースタンド取り付け用の台座には、フレームやホイールへの干渉もなく簡単に取り付けられました。
![](https://bike.tostring.jp/wp-content/uploads/2023/02/34FE6296-2473-4288-BF19-1CAA79A34FE0-1024x1024.jpeg)
脚を一番短くしても、スタンドを立てたときには後ろのタイヤがちょっと浮きます。それでも、接地面が前のタイヤを含めて三角形になるので、とても安定しています。
![](https://bike.tostring.jp/wp-content/uploads/2023/02/FAD8A53B-84E3-4388-BF21-42DB6BB30A9F-1024x767.jpeg)
取り付けた状態では、スタンドにクランクが引っかかって回りませんので、メンテナンススタンドとして使おうとする場合には注意が必要です。
取り付けてどうだったか
取り付けた状態で数十キロほど走ってみました。正直な感想としては、やはりスタンド自体が少し重い気がするのと、走っているときに路面のギャップでガタガタと音がなって気が散るような気もします。
センタースタンドは、駐輪しているときには便利なのですが、走っているときには邪魔なので悩ましいです。せっかく取り付けはしましたが、ずっと付け続けるかというと悩むところです。
類似商品
今回はGIZA PROUCTSの商品を買いましたが、実物には「MASSLOAD」と書かれていました。Amazonでちょっと調べただけでも、ノグチやAKI WORLDからも同じ形の商品が販売されており、おそらく同じものだと思います。
ただ、なぜかカタログスペックでは、GIZA PRODUCTSのものが重量が一番軽く表記されています。本当に違いがあるのかは謎です。
後日談
メンテナンスのため一旦外してみることにしました。外してみてわかったのは、スタンドの車体と接する部分の凹凸が、見事に車体に食い込んでいたことです。そのため、車体のスタンド取り付け台座の裏側は、凹凸に合わせてボコボコになっていました。目に付くところではないので、気にしすぎるものではないとは思います。ただ、どうしても気になる場合は、スタンド取り付け時に薄いゴム板を切って挟んでおくと良さそうです。
ちょっと重さも気になるので、軽量な片足タイプのスタンドも気になってきました。
気になって仕方なかったので、片足タイプに交換してみました。